526: 中原涼「笑う宇宙」より 2006/12/24(日) 00:26:19 ID:lJAbHCCc0
記憶のみで記載 



クリスマスの夜、サンタはプレゼントを配っていた。 
ある大きな家で、小さな男の子に見つかる。 

「やあ、サンタだよ。メリークリスマス」とサンタはプレゼントを渡したが、 
男の子はニコニコ笑って「パパなんでしょ?」と言う。 

「本物のサンタだよ」とサンタが言っても、 
男の子は「だって煙突がないよ?」と言う。 
「サンタは人間じゃないから壁を通り抜けるんだよ」と 
サンタが言い聞かせても、男の子は笑って「パパでしょ?」と信じない。 

らちが明かないので、サンタは壁を通り抜けてその家を出た。 
ふとサンタはその家の表札を見てひどく後悔した。 
表札には「×××孤児院」と書かれていた。 



たぶんサンタが本当にいるって夢をもたせるつもりで、 
実際には男の子のパパへの夢を奪ったのが後味悪かった。 
ほぼ会話のみで進行するショートショートだったので、 
サンタが何を考えてたかは想像なんですけど。 

毎年、クリスマスの時期になると思い出すお話で、呪いのようです。
527: 本当にあった怖い名無し 2006/12/24(日) 00:58:39 ID:ptcc8pMQ0
>>526
なんか、後味悪いとか呪いとかまでいかなくて
ほろ苦い感じ
あー・・・みたいな。

528: 本当にあった怖い名無し 2006/12/24(日) 01:30:24 ID:Eu5JUz0ZO
サンタにまったく悪気が無いところが後味悪さに拍車をかけていますね
ある意味足の無い子にボールとか自転車をプレゼントするコピペより破壊力あるかも

542: 本当にあった怖い名無し 2006/12/24(日) 06:56:54 ID:tm+EgTbE0
ロックマンXっていうアクションゲームのストーリーが後味悪い。

人間と人型ロボットが平和に暮らしている時代に、
イレギュラーと呼ばれる頭のバグったロボットが大発生して大暴れっていう未来SF。
主人公エックスとその親友のゼロは二人とも優秀なイレギュラーハンターで、何度も世界を救ってきた。
そのうちにロボットの頭をバグらせるのはΣというイレギュラーの親玉がバラまくΣウイルスと呼ばれるものが原因と判明する。
で、このΣがお約束のように何度でも復活してエックスとゼロはその度に世界を奔走してΣを倒すといった話なんだけど…

以下がこれの続編であるロックマンゼロというアクションゲームで公開された設定。

ロボットの頭をバグらせてイレギュラーにしてしまうΣウイルス。
その正体はエックスに組み込まれた苦悩回路(キカイダーの良心回路のようなもの)
の誤作動によって生まれたものでゼロはΣウイルスの最初の感染者。
悪の親玉と思われていたΣは元は良いロボットでゼロと戦闘した際にウイルスに感染→暴走。
ゼロが暴走しなかったのはゼロが元々悪いロボットとして作られたから(つまり良い行いをしているのは暴走状態なため)
結局、世界を恐怖に陥れたΣウイルスの元凶はエックスであり、
ゼロは世界を救うために飛び回っているうちに知らず知らずウイルスを世界中にバラまいていたってオチ。

557: 本当にあった怖い名無し 2006/12/24(日) 18:06:20 ID:0v2oNxAUO
862 名無しの心子知らず sage 2006/12/24(日) 13:06:28 ID:ZyapONWG
知人に代理母推進の活動をしてる人がいる。
本人が不妊なんだけど、やっぱり「子供を欲しいと思うことがいけないんですか!」
って発想しかない。

私の子供にはちょっと障害があるんだけど、
「あんたに代理母頼んで変な子生まれたら困るわ~」とか子供の前で平気で言う。
私が妊娠時に中毒症ひどくなって今人工透析してるんだけど、「そんなの欲しくて子供生んだ
んだからしかたないじゃない」「それより私のほうがかわいそう」らしい。
自分が傷つくことには敏感だけど、人として終わってるなと思うことが多くてFO中。

代理母斡旋業者って、「健康な子供が生まれたときにのみ契約が成立する」って
契約するんだよね。
代理母を引き受ける人にはなんにも説明しないで、契約書に小さく書いてあるらしい。
代理母引き受ける人って経済的に困ってる人が多いから、依頼者が引き取り拒否しても
裁判とか起こせないで結局代理母側が引き取ってるんだよね。
何件かは裁判になってるみたいだけど、所詮依頼するやつなんて欲しいおもちゃを買ってもらいたくて
駄々こねてる子供と一緒だよ。

559: 本当にあった怖い名無し 2006/12/24(日) 18:28:46 ID:S9cThNtL0
健康な子供が生まれたときだけって……
酷い契約だな

561: 本当にあった怖い名無し 2006/12/24(日) 20:25:29 ID:v/mLJzwE0
なんか昔ニュース番組で見たことある。
そういう借腹で産まれた子に障害があって、
頼んだ方は「引き取らない」
代理母側は「自分の子じゃないし育てられない」で裁判になったって話。
結局どうなったんだか知らないんだけど思い出す度嫌な気分になる…。

563: 本当にあった怖い名無し 2006/12/24(日) 20:45:55 ID:i7jxlIs0O
特撮もので後味悪いやつない?
ジェットマンの悪役の話であったみたいなんだけど。
あと今日のライダーカブトも後味悪かったらしい。

567: 本当にあった怖い名無し 2006/12/24(日) 22:11:38 ID:8d6IHVSh0
>>563
後味悪かったかなあ…切なかったけど。とりあえず書いておく

このシリーズの敵はワームと呼ばれる怪物たち。ワームは人間に擬態して、
擬態された相手は殺してしまう。
ライダーの1人・サソードに変身する神代剣は才能はあるが甘ったれで世間知らずのお坊ちゃま。
過去に姉をワームに殺されたことがあり、そのためワームを憎んでいた。
だが、剣こそ姉を殺したワームが成り代わったものだった。剣はワームの自覚はない。
ライダーの1人ガタックに変身する加賀美と、剣のじいやはそのことを知っているが、
じいやの意向を汲んで秘密にしている。

その剣は対ワーム組織・ZECTの一員である岬祐月に恋をした。(姉の面影を重ねた)
最初は剣のしつこさとズレっぷりに辟易していた岬だが、ひたむきで純真な彼に心動かされ、
クリスマスデートをする事になる。
ところが、デートの直前ワームに襲われ、剣はワームの本性を晒してしまう。
岬も、自分の正体に気付いた剣も大ショック。

剣は入水自殺したかに見えたが、海から戻ってくると今までとは逆に「人間を殺す」といい始め、
ワームを操り集結させる。
ZECTの隊員としてその場に駆けつけた岬だったが、剣が自分の送ったブレスをしているのを見て、
剣の真意に気付く。集結したワームを倒させ、そして自分もカブトに倒されることで剣はワームを滅しようとしていた。
「やめて」と岬は絶叫するが、剣の意思を汲み取ったカブトは剣を倒した。

こんなかんじ。

570: 本当にあった怖い名無し 2006/12/24(日) 22:26:28 ID:0NFNelD10
>>567
すっきりなような後味悪いような……
とにかく乙

仮面ライダーか……懐かしいなぁ
急に見たくなったからようつべあさってみるか

577: 本当にあった怖い名無し 2006/12/25(月) 00:24:27 ID:Z8e3n5aI0
>>572      
ありがとうサンタさん………('A`)ウワァ…現実はドラマより奇なりですね…
>>573
その行動力を持ってない人が狙われてるような気がする。
>>574
あるいは頼れる人がいたのかもしれないね。
>>571
見たよそれ。検査の結果が陽性と言われるのが怖かったんだろうな。

585: 本当にあった怖い名無し 2006/12/25(月) 13:15:39 ID:olDkKrqY0
確か一番最近の世にも奇妙な物語スペシャルであった話。

「部長OL」
お互いを嫌いまくってるお気楽OLとオヤジ部長に同時に雷が落ちて中身が入れ替わる。
当然不満たらたらだったが何とか協力し合って周囲にばれないように仕事をこなすうちに
互いにいい所や苦労している所を知って見直し合う。
そんな時、再び雷の鳴る音がして慌てて外に出る二人。
しかしそこにOLにストーカーしてた課長が乱入して三人もつれたままで落雷。
最初に部長が目を覚まして元に戻った!と大喜び。
続いて意識を取り戻したらしいOLを助け起こして「やったな!」と声を掛けるが
今度はOLと課長の中身が入れ替わってしまっていた。

ここで「課長OL?」のテロップが入って終わり。

最後の入れ替わりはギャグっぽくしてたけど課長はOLを殺そうとしたくらいの
重度のストーカーでそんな奴と入れ替わったまま終わりってアリ?ともやもやする。

586: 本当にあった怖い名無し 2006/12/25(月) 13:45:45 ID:NQURMPQe0
>>585
OLの体に入った課長、オナる姿を鏡に映してハァハァしてそうだな。

587: 本当にあった怖い名無し 2006/12/25(月) 14:30:22 ID:+0oVp22O0
最初はハァハァしても生理来たら冷めるんじゃないだろうか。
ストーカーって脳内妄想で恋愛してるから、
相手になっちゃったら生々しい現実が見えて
ゲンナリするんじゃないかな?

592: 本当にあった怖い名無し 2006/12/25(月) 18:54:22 ID:G+HyT+1L0
顔泥棒って映画

主人公はイケメンで、美人な彼女と熱烈交際中
ある日クラスメートのAが告白してきた。
Aは今まで記憶にもなかったような、地味で目立たない奴
美人な彼女に勝てるはずもない。イケメンは即断った
それからAは学校にこなくなった
そんなに傷ついたのだろうかとイケメンは心配する。
久しぶりに登校してきたAを見てイケメンは驚く。
Aの顔はイケメンの彼女そのものになっていたのだ。
「イケメンくんは美人な彼女が好きなんでしょう?
 私は彼女と同じ顔になったんだから好きになって」
整形手術してきたのかよときもがるイケメン
彼女は自分と同じ顔をしたAを気味悪がり、
やがてメンヘル気味になり学校を辞めてしまった。

お前のせいだとイケメンは憤り、もちろんAと付き合ったりなんかしない。
そこに、転校生がやってきた。
美人だけどやや不良っぽい感じの彼女。思わず見惚れるイケメン
「今度はあの子が好きなの?」Aはつぶやき、また学校にこなくなった。
また整形手術でもする気かよと思いつつイケメンはAの家をのぞく。
Aの部屋は明かりもつけずに暗いまま。部屋の風景に生活感はなく殺伐としている。
その中でAは、唯一点けられているテレビを見つめ続けていた。
テレビでは転校生を隠し撮りしたビデオが延々と流され続けていた。

しばらくして登校してきたAの顔は、やはり転校生のものに変わっていた。
転校生は気味悪がりながらキレて、前の学校の不良仲間を呼び出す。
こいつを始末しろと命じるが、逆にAが転校生のふりをし、転校生自身が仲間にぼこぼこにされてしまった。
「ねえ私きれいでしょう お願い付き合ってよイケメンくん」
Aはそういってまたイケメンにすりよってくる。


593: 本当にあった怖い名無し 2006/12/25(月) 18:56:14 ID:G+HyT+1L0
校長がイケメンに近づいてくる。Aは化け物だと校長は言う。
実はAは正式にはこの学校の生徒ではない。なのに何十年も前から居座っている。
追求しようにものらりくらりとかわされる。Aは一種の妖怪のようなものらしい。
顔が変わるのは整形手術などではない。
Aの自宅はイケメンが見た通り、非常に簡素で没個性的。
そんな部屋の中に閉じこもり、対象とする人物の映像を見つづけているうちに
Aの顔は対象の人物のものへと変形していくらしい。
Aはイケメンに何故か執着し、その結果美しさを追い求めている。
Aの特性を利用してAを人前に出れないような姿にしてやろうと校長は提案する。
キモがりつつもいつしかAの真摯な思いに打たれはじめていたイケメンは躊躇う。

校長たちは大勢の生徒たちにもAの招待を暴露し、仲間にした。
皆それぞれ異様な面を被り、Aを呼び出し、Aを中心に輪をつくる。
化け物の面をつけながら周り出す群集。
おびえるA。やがて、そんな人々を見続けるうちにAの顔が変形していった。
翌日。転校生の顔をカラーコピーした面をかぶって登校してくるA。
その下には様々な異形の面がまざりあったような醜い顔があるらしい。
とぼとぼと歩いているAにイケメンは話しかける。
イケメンは同じように自分の顔をコピーした面を取りだしつけてみせた。
面の下で泣くA。お面をつけた二人は歩き出し、校外へ出た。
面をつけた二人の姿を人々が不審に思うが、それでも二人は固く手を握り合いつづけた。


画がめちゃくちゃ笑えて「なにこのギャグ展開ww」と爆笑しまくったが、
よく考えてみるとイケメンこれから妖怪もどきとくっついちゃってどうするんだよと思うと

602: 本当にあった怖い名無し 2006/12/25(月) 20:57:09 ID:8BFYrMnLO
>>592
伊藤潤二の原作ではそんな笑える絵づらではなかった気がする。
この人の漫画は後味悪いのが多いけど、あの絵だからこそってのもあるんだろな。

603: 本当にあった怖い名無し 2006/12/25(月) 21:00:03 ID:vIDAsQJl0
>>592は伊藤潤二だよな、原作者。

613: 本当にあった怖い名無し 2006/12/26(火) 02:09:20 ID:My9pq5zI0
クリスマスになると大石圭の「自由殺人」を思い出す

とある金持ちの男(以下、主犯)は海外から裏ルートで13個の銀色のアタッシュケースを購入する。
中身は小型ビルを跡形もなく破壊するほどの〝力〟を持つ爆弾
それらは12月24日の正午から深夜0時まで、一時間ずつ順に自動的に爆発されるよう設定されている
アタッシュケースはダイヤルキーがついており、ダイヤルを合わせて開けば指定時間前にも爆発する
主犯はそれらのアタッシュケースを、今までの自分の人生でわずかでも関わりのあった者たちに送った

元マラソンランナーの女性・戦争経験者の老人・リストラされて鬱な中年を中心として、
爆弾に関わった者の生い立ちやら心情やらがつづられていく。
とある掃除婦は悪戯だと思って爆弾を捨てた。それを拾った浮浪者は
金目のものを期待してダイヤルを合わせていき、浮浪者ごと街の一角が吹っ飛んだ。

鬱中年はテキトーな時期にテキトーに見合いで会った女と結婚し、
元々なかったようなものだった夫婦愛もあっという間に冷め、
娘は非行に走り息子は引き篭りと絵にかいたような家庭崩壊っぷり。
その上リストラ。鬱だ死のうと指定の時刻に人気のない公園に行く。
そして野良犬とかを追っ払った後に一人で死んでいった。

喪男は密かに片思いしてた清楚な子が男とくっついたのを逆恨みし、
彼女たちが働く店に爆弾を仕掛けた。そして指定の時刻前から
店の正面にあるコンビニ内に陣取り、清楚子たちが死んで行くのをニヤニヤしながらウォッチングする事にした。
が、喪男が思うよりも爆弾の威力は強く、喪男もコンビニと共に消滅

その頃には元マラソンやらその他の数名が爆弾を警察に提出したせいもあり、
爆弾が出回っている事が発覚して外出は避けるよう報道された。
とある老夫婦は孫と共にマンションで楽しいクリスマスを送っていたが、マンションが爆発、死んでしまった。
そのマンションに住む中学生の少年が、自室に爆弾を仕掛けたからだった。
(少年自身は指定の時間前に外出していたので無事)


614: 本当にあった怖い名無し 2006/12/26(火) 02:10:16 ID:My9pq5zI0
老人は戦時中に人肉食べたり人殺したリした経験をトラウマにしていて、
戦後に連れ添った妻が亡くなった今では心の支えもなく鬱々としていた。
優れた若者たちが次々と死んでいった戦場で、同じように散るはずだった自分は生き残ってしまったと
罪悪感を感じ続けていた。命すら賭けて守ろうとしたのはこんな国だったのかと若者への憎悪も抱いていた。
若者が多いところで心中してやろうかと考えながら、いつものように海岸でゴミ拾いをしていると、
中学生ぐらいの集団が話しかけてきた。彼らも同じようにゴミ拾いをしていた。
老人のゴミ拾いを見かけて自分たちもやりはじめた、老人は偉いと中学生たちは口々に言った。
腐ってたのは現代の若者じゃなくて俺の方だ……老人はそう思い、
指定の時間前の夜も更けてきた頃に、妻の写真と爆弾を持って海に向かって船をこぎはじめた。
が、時間になっても爆発しない。恐る恐るアタッシュケースを開くと、中には
かつて妻と行った旅行で見た事のある、星の砂が大量に詰まっていた。
旅行の時の妻の笑顔を思いだし「俺また生き残っちまったよ」と
むせび泣きながら老人はまた岸へと舟をこいでいった。

主犯は元マラソンランナーを呼び出し、ベルトコンベアの上で走れと命じた。
一定の距離を一定の時間以内に走りぬければ残りの爆弾の在り処を教えると言う。
主犯は実は元マラソンのストーカーで、マラソンの走る姿を間近で見たいというのも犯行理由の一つだった。
正義感の強いマラソンなら爆弾を警察に届けた上に、他の者を救うために自分の誘いに乗るはずだと悟っていたのだ。
マラソンは走り続け、救えた者もいれば救えなかった者もいた。

615: 本当にあった怖い名無し 2006/12/26(火) 02:11:52 ID:My9pq5zI0
全て走り終えたマラソンに、主犯は語る。
主犯はマラソンに対するように、爆弾を送りつけた者の中では老人にも他とは違う思い入れがあるという。
ある時ふと旅行に出た主犯は、幸せそうな老夫婦を見た。
なにかが気にかかりしばらく老人と同じアパートに住み暮らし、二人の平凡な幸せを観察し、
そして老人の妻が死ぬまでを見届け続けた。葬式に出席しながら、主犯は生まれてはじめて泣いたという。
老人に渡そうとしてやっぱり渡せなかった爆弾は今主犯の自宅にあるという。
「僕はここで死にます」と主犯は宣言するが、死に逃げは許せないとマラソンは最後の力を振り絞り、
主犯を案全域まで引きずって行った。やがて主犯は逮捕された。
弁護団は「殺意を持ったのは爆弾を現場に放置した人間の方」と徹底的に争う構えを見せていた。

年内に事件に関与した人物全てが明らかになったが、爆弾の出荷ルートは不明のまま。

翌年も、その翌年も、クリスマスはやってきた。しかし日本でそれが祝われる事はなくなった。
クリスマス商戦という言葉も死語になった。その日は多くの人々の命日となったのだから。
『隣人愛』という言葉がその日に消滅したと評する者もいた。
ただ一人のおかしな男が犯罪を行ったわけではなく、ごく平凡な人々も加担した事への恐怖は事件後も続いた。
もはや誰も信じる事ができなくなった人々にとって、唯一の救いはマラソンだった。
マラソンが事件に関わった事は大々的に報道され、かなり美人な容姿もあって様々なところからスカウトがきた。
しかしマラソンはそれを断り、事件前と変わらない生活を送っていた。
それから何年もの日々が過ぎたがクリスマスがくるたびに人々は忌まわしい事件を思いだし、
そして同時に、見知らぬ人々のために歯を食いしばり走りつづけた人の事を思い出した。

一応マラソンという救いはあるものの、読んでて老人や鬱中年や喪男に強く感情移入したのでかなり鬱な気分になった

635: 本当にあった怖い名無し 2006/12/26(火) 15:08:41 ID:Zta3O0XL0
ごんごろどんという作品が後味悪い。作者は覚えていないけど、こんな感じ。

ごんごろどんは鬼だけど、心が優しく力持ち。山の動物たちの人気者だった。
しかしふもとを通りかかった目が見えない村の娘を助けてあげたところ、
心優しく美しいその娘に惚れてしまう。そしてごんごろどんは彼女と結婚したい
とまで考えるようになり、その娘の為に山を下り、村の為に力を尽くした。

しかしその娘は村の長者の娘。長者とて娘を鬼にやるわけにはいかない。
なにより鬼を恐れていた。そこで長者は娘が町に目の治療を受けに
数日間家を空けた隙を見計らい、ごんごろどんを家に招き、こう告げる。

「娘を差し上げても良いが、私たちは人間だ。まず君の角を切り取ってくれないか」
ごんごろどんは悩むものの、彼女のためならばと思い立ち、血だらけになり角を切る。
しかし長者の要求はさらにエスカレートしていく。

637: 本当にあった怖い名無し 2006/12/26(火) 15:10:20 ID:Zta3O0XL0
「その長く鋭い爪は人間にないものだ。引っこ抜いてくれ」
「私の娘は目が見えない。君の目も潰してくれないか」

普通なら疑うところだが、山の動物たちとずっと暮らしていたごんごろどんは、
人を疑うことを知らなかった。『彼女のため。』その言葉を信じ、ついには
全ての爪を剥ぎ、目を潰してしまった。

これで人間と変わらない。ごんごろどんは傷だらけの身体を引きずりつつ、
長者の家へ向かった。しかし長者の家に入った瞬間、身体から更なる痛みが…

ごんごろどんは、長者が集めた村の衆から串刺しにされてしまったのだ。
ごんごろどんは何が起こったかも目が潰れていたためにわからず、力尽きる。

638: 本当にあった怖い名無し 2006/12/26(火) 15:11:15 ID:Zta3O0XL0
そして目の治療を終えた娘が、ちょうどその場に帰ってきた。長者は娘に
経緯を説明し、「人と鬼とでは相容れない」と説く。
しかし目が見えない自分に対して、ここまで優しくしてくれた人はいない。
娘はその場にいる人たちに、こう叫んだ。「鬼は彼ではない。あなたたちだ!」
と。

そして娘は一生結婚することなく、ごんごろどんの墓を守り続けたというお話。

645: 本当にあった怖い名無し 2006/12/26(火) 15:33:55 ID:Y2awni+90
何だろう、何だっけと考えて思い出した。
斉藤洋介だ。

盲目の恋人に一目花火を見せてあげたいと、貧乏な斉藤洋介が身を粉にして働く。
男の努力は実り、恋人の手術は成功した。
しかし恋人は斉藤洋介の顔と質素な住まいを見て落胆する。
彼女は手術を担当した医者と恋に落ち、去っていく。
というドラマがあった。

646: 本当にあった怖い名無し 2006/12/26(火) 15:41:47 ID:oY6v7we20
それ過去スレに詳しく出てたけどほんっと後味悪いよね…

647: 斉藤洋介1 2006/12/26(火) 15:48:04 ID:Y2awni+90
検索したら詳細が出てきたよ。詳細は更に後味悪かった。

807 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/11/04(土) 22:08:31 ID:kyyKq6QV0
>>799
野島伸司の「世紀末の詩」だね。

でもあの話だと、>>796の話とはちょっと違う気が。
あれは街中でピエロを演じて生活している男が、盲目である恋人の目の手術のために
一生懸命お金を貯め、手術の甲斐あり目が見えるようになるんだけど、
自分の容姿が美しいこと、恋人の容姿があまり良くないこと、部屋のみすぼらしさなどを目の当たりにし
想像していた世界とのギャップを感じ、目の手術をした医者と良い関係っぽくなった末出て行ってしまう、という話だった。

医者の男と高そうなレストランで食事中、「あの人は恋人なの?」の問いに、
「親切なボランティアの方です」との答えはひでーやと心底思った。

677: 本当にあった怖い名無し 2006/12/27(水) 04:19:33 ID:2I9QVV9Q0
何かの漫画だったと思う、題名とか思いだせん…スマン


主人公は旅行で来ていた山荘でとある家族と出会う。
彼らは夫の仕事で山荘に住んでいるという。
夫は大学教授、妻はガーデニング好きの主婦、娘は音大生で息子は高校生だ。
その家族は非常に仲が良く、夫婦は愛し合い、子は親を敬い、親は子を慈しむ
主人公は本当に理想の家庭だと感じ、その家族と親しくなる。

その後、町に戻った主人公はひょんな事から山荘の家族の息子と同姓同名の少年に会う。
しかし、この少年は、息子とは全く逆で家族を嫌い、家には全く寄り付かず、
夜な夜な悪い仲間と遊びまわるどうしようもない奴であった。

しかし、もう一人の主人公である老人から教授の息子は
その不良少年一人のはずだと聞かされる。
不思議に思った主人公は色々調べて真実を確かめる。
その結果、教授の本当の家族はすでに崩壊していたと知る。
妻は他に男を作り家を出て行き、娘は未婚の母となり風俗で働き
息子は先に出会ったように不良になっていたのだ。

では、あの山荘で見た幸せそうな家族は?
主人公は真実を確かめる為に再び山荘にむかう。

678: 本当にあった怖い名無し 2006/12/27(水) 04:20:19 ID:2I9QVV9Q0
不良少年と共に教授に真実を問い質す主人公
遺伝子学・生物学の権威であった教授は崩壊してしまった家族を
再生するのではなく、妻・息子・娘のクローンを作ることによって
再び自分の理想の家族を築きあげたのだと答える。
クローン達は自分の理想の性格を体現してくれる、それにDNAレベルで同一人物だ
自分を蔑ろにするオリジナルの家族よりこちらの方が余程大切だと語る。

それを聞いた不良少年は切れてしまい山荘に火を放つ
しかし、運悪く少年は炎の飲まれそうになる。それを救う教授。
救われた少年は一緒に帰ろう、やり直そうと父に話しかけるが、教授は
「自分の本当の家族はあの炎の中だ」
と言い残し燃える山荘に再び入る。

燃える山荘を前にただ立ち尽くす少年と主人公    END

679: 本当にあった怖い名無し 2006/12/27(水) 04:23:03 ID:2I9QVV9Q0
教授の歪んだ愛情とか本物の息子の気持ちとか考えたら
何とも後味が悪かった。

681: 本当にあった怖い名無し 2006/12/27(水) 04:32:19 ID:aRM7OrdBO
助けたってことは多少は本物の息子を愛していたんだよね
息子も最後に優しくされたまま父親に死なれて後味悪いだろうね

682: 本当にあった怖い名無し 2006/12/27(水) 04:52:26 ID:BCxL3lpz0
またクローンで作り直せばよかったのに。

706: 本当にあった怖い名無し 2006/12/27(水) 19:10:29 ID:IL3e/wtf0
昔、道徳の教科書だったか学校の図書室だったかで読んだ話。

主人公の男の子は元気いっぱいでとにかくやんちゃ。
ある日主人公は、大好きな学校の先生に「お前は根っからのお調子者だなあ」と笑いながら頭をなでられる。
先生に褒められたと思った主人公は嬉しくて、家に帰った後嬉しそうに母親に
「僕ってさ、根っからのお調子者なんだよ!先生が言ってた!」と報告。
すると母親は急に深刻な顔をして、「先生があなたにそう言ったの?」と何度も聞く。
そうだよと答えると、そう、と言って母親はそれ以上何も言わなかった。
その数週間後、先生は時期外れにも急に転勤することに。
「先生!」と先生を追いかける主人公。
先生は主人公の頭をなでて、「お前はお前らしく生きていいんだ」と微笑んで去っていった。
夕日を浴びながら去っていく先生の背中を、主人公はいつまでも見つめていた。


これで終わり。
当時は意味が分からずなんとなくもやもやした気持ちを抱いていたが、今思い出すと、母親が学校に抗議でもして先生を辞めさせたようにしか思えない…。
実際にこの作者は子供に何を伝えたかったのだと思うと後味悪い。
挿絵も子供向けでほのぼのしていただけに…。

707: 本当にあった怖い名無し 2006/12/27(水) 19:12:56 ID:zGH7Vkhq0
あれだ、親は過保護で馬鹿な生き物だから
何でも正直に話してはイクナイって伝えたかったんだな。

708: 本当にあった怖い名無し 2006/12/27(水) 20:12:01 ID:iaDlaqNk0
今ならよくある話。
その作者は先見の明があったんだな。

710: 1・2 2006/12/27(水) 21:15:50 ID:7zrijX240
カンニング中島追悼スレからの転載

まぁ今回の件でさ、ドナー登録について考える奴も多いだろうからちょっと言っておきたいことがあります。
まず始めに言っておくのは、骨髄の提供をする為に、
3,4日間の時間が潰れてしまう事。しかも痛みも伴います。
それも全く知らない赤の他人のために。
しかもその人とは一回の手紙のやり取りができるだけ。

俺の母親も白血病にかかって病院に入った。
運よく(? 近所の病院がそれ系に強い病院で結構患者の出入りが激しかった。
母親も病室が結構変わり、その中で友人もできた。
俺も見舞いには何度も行ってたのでその人たちのことを少しは知ってた。
それで骨髄提供なんだけど、骨髄提供しなきゃいけない、っていうともう結構最終段階で、
できなきゃ・・・みたいな感じなんだ。
骨髄ってのは骨髄同士が合う?人じゃないとできない(血液型みたいなもんだ)
今、日本で登録してる人は多くないから見つからない事も結構多くて、
一人いたとしても断られる事も結構多い。
母親の知り合いも提供してもらうことなく亡くなってしまった人もいる。
俺の母親は骨髄移植までやばくはならなかったので、今も生きている。

話を戻すけど、母親の知り合い、俺も知ってる人が骨髄移植をすることになった。
結構ヤバイ状態だったんだな。
それでドナーを探したんだけど、三人も見つかった。
三人もドナーがいるって事は本当に稀な事らしくて、
医者とか、家族とか、周りの患者さんたちももちろんその人も喜んでた。

711: 2・2 2006/12/27(水) 21:18:16 ID:7zrijX240
けど、結局三人とも断った。三人も。
一人いてもラッキーなんだけど、三人もいて、全員に断られた。
皆さんはどう思いますか?
もしかしたら手術の日程でどうしても外せない用事があったのかもしれない。三人とも。
けどさ、一回「手術できるかも!」って言う状態からさ、
叩き落される本人達、周りの人の身にもなってほしい・・・
最初っから見つからなくて・・・よりも、
やっぱり一回期待させて、の方がショックも大きいでしょう。

結局その人は手術することなく亡くなってしまいました。

皆様には気軽にドナー登録をするのを、ちょっと考えてもらいたいのです。
俺自身、まだその決心がつかなくて登録してないからあーだこーだ言うのはおかしいでしょうが・・・
3,4日間の痛みを伴う時間が潰れてしまう事。
しかもその人とは一回の手紙のやり取りができるだけ。住所とか電話番号とかももちろん駄目。
二回目とかする時にお金払って・・・なんて人も出てきてしまうからでしょう。
そんな赤の他人のために「できる!」と決心してからドナー登録をしてください・・・

716: 本当にあった怖い名無し 2006/12/28(木) 01:03:13 ID:XMY8K81mO
ドナー登録しようと思って調べてみたら入院代と交通費は向こう持ちだけど
仕事休んでる間の補償金が出ないみたいで登録やめたことがある